色々な発想
・・・先日アルザビにて、とあるテレポ屋さんを知りました。
テレポ屋さんとは、ヴァナ・ディールの各地に白魔法テレポを使って、PCを各地に送る事で商売しているプレイヤーです。その方の名前をここに記してしまうと、なにかと問題なので書きませんが、その人の名前は一目でテレポ屋を営業していると分かるものでした。
それが面白く、その事をLSで話すと、割と有名なテレポ屋さんであることを知りました。
その方の話題で、おいらは感心した事がありました。
どうやら、その人はゲートクリスタルを持っていないテレポ屋さんの様なのです。
現在ヴァナ・ディールに6箇のみに、白魔法テレポで移動することが出来ます。テレポもその行き先に応じた6種類があり、移動したいPCは、条件として各移動先にあるゲートクリスタルを所持していなくてはなりません。
おいらが、このテレポ屋さんのどこに感心したかと言うと、ゲートクリスタルを所持しておらず、各テレポの魔法のみ取得している点です。
まだ、テレポが実装されたばかりの頃、狩場に行くためにPTでテレポを試みると、ゲートクリスタルをまだ所持していないPCがその場に取り残されてしまう事故がよくありました。ゲートクリスタルを持っていなければ、白魔法テレポの対象となっていても、その場に置いてけぼりになってしまいます。移動できないのです。
このテレポ屋さんはこれを逆手にとって、わざとゲートクリスタルを所持していないのです。
テレポをすれば、当然ですが唱えた者も移動してしまいます。テレポ屋は、また客のいる所まで戻らなくてはいけません。
たいていはサポートジョブに黒魔導師をつけて、瞬時に元のエリアのHP(ホームポイント)に戻れるよう、黒魔法デジョンを用意しています。
ですが、この方のようにゲートクリスタルを持っていない者がテレポを唱えれば、唱えたものだけがその場に残され、デジョンの必要はありません。HPに縛られること無くどこでも営業が出来ます。普通のPCでは不便なキャラでしょうが、テレポ屋としては理想の形です。もちろんこの方も、テレポ屋専用のサブキャラなのでしょう。
おいらには、目から鱗な発想でした。
・・・別の日にこんなshoutを聞きました。
光布(me)とノーブルチュニック(you)交換希望です。希望者いましたらtellおねがいします。
この方は、材料を持ち込んで裁縫職人に合成の依頼をするのではなく、完成品を直接得ようとしているのです。
光布(材料)とノーブルチュニック(完成品)を交換しようと持ちかけているのです。
光布はとても高価な布で、合成での失敗を考えると普通は完成品の方が高価なはずです。実際、現在の競売の最終履歴を見ても、ノーブルチュニックは光布より約100万ギル以上値が高いです。
つまり、通常はこの条件は等価交換ではありません。
しかし、一つだけこの条件にのるプレイヤーが考えられます。
(もしかしたら、他にもこの条件でOKを出す人もいるかもしれませんが、おいらには考えられませんでした。)
裁縫職人です。
自分の作ったノーブルチュニックの出来に不満足な裁縫職人が、HQ品を目指して再度チャレンジするために、交換に応じるというものです。
光布はとても高価であるとともに、希少な材料でもあります。豊富に合成の機会があるわけではありません。
この機会を得る事に価値を見出せるなら、この条件に乗る裁縫職人がいる可能性があります。
これなら、裁縫職人にはもう一度HQ狙いにチャレンジ出来る機会を得るし、光布と交換した側は依頼合成の時のように、失敗のリスクを回避して確実にノーブルチュニックを得る事が出来ます。
つまり、この交換を持ちかけているプレイヤーは、裁縫職人に対して勝負に出ているのです。
これに応じる裁縫職人が出てくるかはともかく、面白い発想だと思いました。これぞ駆け引きです。(まあ、本当にshoutをしている方がそう思っているかは分かりませんが・・・。)
・・・さて、おいらの事。
まとまった時間が無かったり、気が向かなかったりで全く進んでいない自分の獣AF胴装備ためのベドーの鍵取りですが、とりあえずモグハウスで呼びかけ用のshoutマクロを準備してみました。
出来るだけ簡潔にと思いつつも、条件やらなんやらで色々な要素があることに気付き、小一時間ほど悩んだ挙句、やっと6行のshoutメッセージが出来ました。まあ、長くなっちゃったけど、とりあえずこれなら誤解もないだろうと、そのshout文の完成度に満足していました。
・・・と思っていたところ、別の方のshoutを聞いてその簡潔さに驚きました。
ベドー鍵取り..スキル上げいきませんかぁーーー!!現在5人
おいらが、小一時間あーでもないこーでもないと悩んでやっと絞り込んだ6行が、たったの1行です。
たしかに、今までそんな簡潔なshoutを聞いた事もありましたが、条件等でもめるのも嫌だと思うおいらは、もっと詳しく文面作ればいいのになと思っていました。
しかし、これも見方を変えれば、長くてわずらわしいといったものにもなりかねません。
そのプレイヤーは、条件等は後で伝えればいいやという発想なのでしょう。丁寧に詳しく伝えようと考えるおいらと、そのプレイヤーの考え方の差にショックを受けました。
ヴァナの冒険者の様々な発想には驚かされてばかりです。
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