神の見えざる手
ギルドにて、ある素材を最安値に近い値段で買い占めることが出来ました。これを元にとある商品を量産しようと、その商品の現在の相場をチェックすると、昨日までの価格より1000~2000ギルほど落ちています。
実は前の日にも同じく素材を安く入手出来たので、おいらはこの商品を出品していました。値段はおいらの思った値段でほぼ安定して、この日はいい商売が出来ました。独占とまではは行きませんが、かなり履歴に名前を残すことが出来ました。
この商品、おとといには1000ギルほど高値で安定していました。
しかし、その値段をキープしながら、おいらの大量の商品在庫を売り捌くことは困難と判断して、前日おいらは値段を下げて出品したのです。思い切って、攻めに出たのです。
おいらの思惑通り、商品は売れてゆきます。
価格を下げてはいますが、利益は確保しているので損はありません。利益の大きさより売れ行きのスピードを重視したのです。つまり薄利多売です。
しかし、ずっと自分が独占できるほど甘くはありません。
商売の世界にもライバルはいます。彼らは当然黙ってそれを見逃してはくれません。そして今日、商品の値下げに踏み切られたようです。今度はおいらが守りの立場になりました。
この様な供給側の競争があるから、商品の価格が下がっていくわけですが、それにも限界があります。
おいらは、ライバル達の材料入手経路を推測して割り出した原価から、ライバル達がどのくらいの利益を出せているのか予想してみました。
FFXIの合成システムは、PCが作り出すために必要な合成スキル値に達していても、必ず失敗のリスクがあります。ヴァナ・ディールでは合成の失敗の結果として、クリスタルが割れてしまう様子から、これを”割れ”と呼んでいます。どんな合成にも100パーセント成功というのは無いのです。
商売をするプレイヤーは、すくなからずこの割れを計算に入れて、合成し商売をしているはずです。
それを踏まえて、今現在の相場は、この商品を安定して利益を確保できる限界に近いと予想しました。
たしかに、この限界と予想しているラインを超えたとしても、利益を出す手段はありますが、それには時間と運が絡んできて、とても商売としては成り立たないのではと思います。
よって、これ以上値段を下げて挑んでも、おいらが望む利益は確保できそうにありません。残念ながら、今回のおいらの攻めはここまでです。個人的にはこのあたりの見極めも肝心と思います。
ライバルさん達が、この商品を売り切るタイミングを観察しながら、また出品のチャンスを狙いたいと思います。
それまで、材料となる素材を大事にしまっておく事にしましょう。
モーグリ「ムキーーーーーッ。」
「ご主人様、またガラクタ買ってきたクポ!!。」
「もう、そんなもの置いておくスペースないクポ。」
「いい加減にするクポ。」
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