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2006年6月27日 (火)

RUN!RUN!RUN!

今日は、要塞にて獣使いの修行をしました。

Ffxi20060627012107

おいらの獣使いのジョブレベルは58。要塞地下のボムだと大体200前後の経験値が狙えるレベルです。経験値に一定の時間ボーナスが付く指輪を使い、トータル3500ポイントぐらい稼ぎ、おいらはとても満足していました。

指輪の効力が切れ、そろそろ引き上げるかと思ったのですが、あと500弱程の経験値を稼げばキリの良い数字だったので、少しだけ狩りを続ける事にしました。

たった500程の経験値です。今までのペースで行けばなんら問題なく稼げます。

しかし、これが良くありませんでした。
そのわずかな経験値を稼ぐことにおいらは気持ちが急いていました。
レベルアップの前後で経験値ばかりに思考が向き注意力が無くなるという、いつもの悪い癖と同じです。
毎度の如く、獣使いの神様がおいらにいつもの戒めを下したのです。

三連コウモリをペットに従えて、地下奥にいるボムに戦いを挑んだとき事件は起こりました。

ケケケケ

聞きなれたくは無いけど、聞きなれた、骨系モンスターがこちらに敵意を現したときの声です。横を見ると、一体の骸骨がこちらめがけて走ってきます。

ガツン!!

鈍い金属の音とともに骸骨の装備している大きな鎌が、おいらに襲い掛かります。骸骨の強さを調べると、とても強い と表示されました。
回避の高いクロウ系の服を装備していても、レベル差なのでしょうか、その効力が発揮されません。

ガツン!!

また、ダメージを受けます。

おいらの頭の中で、なにが起こったのか分析が始まりました。
ピンチの時にはまず落ち着いて、状況を把握することが大切です。

ボムのいる場所には、ゴースト系と骸骨系のモンスターが居ます。

・・・スニークはかけたよなあ。

彼らは音に反応するので、スニークという足音を消す魔法を自分にかけておけば、近くを歩いてもこちらには気付きません。

・・・とすると、生体反応!!。

そこでようやく、おいらは自分のミスに気付きました。前の戦闘で削られたHPの回復を怠ったのです。
骸骨はいわゆるアンデッドと呼ばれるモンスター。瀕死の生き物が居れば、それを自分達の仲間にしようとする種族です。

FFXIにはHPを表すゲージがあります。
HPが潤沢にあり安全な状態ならピンク。
多少減り危険性があると黄色。
戦闘不能目前の瀕死の状態なら赤といった具合に、色とゲージの長さでPCのHPを表現しています。

Ffxi20060627012106

アンデッド系のモンスターは、このHPゲージが黄色の時、自分達の獲物とみなし攻撃を仕掛けてくるのです。

すでにペットのコウモリはボムに攻撃をして、もう骸骨の相手をさせることは出来ません。切り替えを前提に考えていたので、ペットはあまり強くなく、ボムに間もなく潰されそうです。

そう考えている間も、骸骨はおいらに向かって鎌を振り下ろします。

ガツン!!

”死”

この文字が頭を過ぎります。
このまま死んでしまえば、せっかく稼いだ経験値を大幅に失います。獣使いでソロプレイをするときに一番大事なことは、戦闘不能を避けることです。なんとしても避ける事です。

・・・なんとか戦闘で勝つ可能性は無いのか?

他のペットを操って、骸骨にぶつけるか?
しかしそれだと、今ペットが相手しているボムがこちらにやってくる。
骸骨を一時的にペットに相手をさせても結果、ボムと対峙する事になる。やつの強さも”とても強い”だった。まともに相手にしては、絶対に勝てない。

戦闘案は否決されました。

・・・救援を呼ぶか?

いや、さっきペット候補をチェックしたときに、2組居たレベル上げのパーティはもう帰った後だった。

そうだ、フェローを育てる事を目的とした二人組がいたはずだ!!。

だけど今おいらの視界には彼らの姿は無い。壷(形状が壷のモンスター)を相手にしていたから、おいらが居る場所と対角の遠い場所にいる可能性が高い。大声を出して助けを求めたとしても、彼らが戦闘の最中なら救援は来ない。

救援案も否決されました。

・・・いよいよ残る選択肢は二つ。

  A:このままここで屍となる。
  B:逃げる。

ここでもまた考えます。

Aの場合、レイズを求める事が出来るのか?。

レベル上げも引き上げる時間帯。高レベルの白魔導師が偶然ここを通り過ぎるにはあまりにも遅い時間。午前1時を回っています。

同じ要塞でも、上のフロアで門の向こうに用事があるプレイヤーはいるかもしれないけれど、この地下の場所はレベル上げとセルケト以外に目的も無く、降りてくるのは床の穴に足を滑らせて落ちてくる間抜け以外にありえない。

さらに、その間抜けが白魔導師である確率は18分の1。パーセンテージなら約5.5パーセント。
いやまて、最近発表されたヴァナ・ディール国勢調査をみれば、全ジョブにおける白魔導師の割合は16パーセントだった。少し確率は高いか?。

いやまてまてまて、国勢調査では、たしかレイズ2を唱えられる56前後のレベル帯は、最も少ないレベル帯だったはず。ヴァナ・ディールでもっとも貴重なレベル帯。
じゃあ、やっぱり確率は低い。たぶん思ってるよりよっぽど低い。絶対的に低い。

・・・そうだ、セルケトだ。

セルケトはサソリのモンスターで、高性能装備の材料となる”劇毒サソリの爪”をドロップする、21時間~24時間隔で現れる貴重なモンスター。やつが出現してくれれば、その爪目当ての高レベル者がこの要塞の地下に集う。
つまり、高レベルな白魔導師もやってくる!!。

出でよ、セルケト!!!!。ト・・・ォォォ・・・ォォ・・・ォ・・・。

おいらの声が地下の乾いた空間にこだまします。

・・・そんなんで出てくるなら、知り合い全部呼んでとっくにセルケト倒してるだろ。だいたい出現誤差に3時間あるんだから、現れる時間帯ならとっくに狙っている猛者が集まってるよぅ。おいらのバカバカバカ、バカー。

また、おいらの頭に国勢調査が頭に浮かびます。

たしか”同時ログイン数の推移”の項目では、日本時間の日が替わり午前になると、ログイン数のグラフが急降下していたぞ。ますます、レイズ2の可能性が・・・。いやこの世の中にレイズ2なんて魔法が存在してるのか?。そんなのあったっけ?。
現実逃避をしそうになったおいらを、もう一人の冷静なおいらが引き止めます。

・・・まて、まだ手はある。

慌てて脳内でフレンドリストとLSにログインしてるメンバーリストを開きます。もう手動でで各リストを開く余裕はありません。

今ログインしてて、暇そうな・・・いやいや 助けに来てくださる白馬の王子ならぬ白魔導師様・・・。

そこまで考えたとき、

ガツン!!。

ケケケケ。楽しげに骨が鎌を振り落とします。
いつの間にかペットだったコウモリの力も尽き、振り返ると赤い顔をしたボムがこちらに向かっています。

気付けばHPゲージもピーンチ、ピーンチ、ピーンチ!!。

B:逃げる。逃げる。逃げる。逃げる。逃げるぅ~!!。
逃げる以外に有り得ねえだろ。うわあああああん!!。

おいらはあわてて逃げ出しました。目指すは地上、出口です。言い方を変えれば、入り口とも言います。

ここで問題です。

Q:坂の多い街で知られる長崎県長崎市ですが、上り坂と下り坂どちらが多いでしょう?

A:同じ数

そんなどこかで聞いたインチキクイズが頭に浮かんできました。

いやそんなクイズはどうでもよいのです。また現実逃避を求めるおいらが変な事を考えています。とにかくソロムグ原野に出るのです。それ以外考えてる場合では無いのです。原野ですよ原野!!。

上のフロアに登る階段には格下のコウモリが多数。ここぞとばかりにおいらに襲い掛かります。

人気芸能人や一流スポーツ選手を追うバイクのパパラッチの如く、大きな事件を起こした容疑者を追うマスコミの如く、コウモリはどんどん増えておいらを追ってきます。

数々のダメージを受けながら、ようやくこれを上れば地上という階段までやってきたとき、30代と思われるレベル上げのパーティに出くわしました。もう、テンパッてイッパイイッパイのおいらです。

どけどけどけええええええええ!!。

と叫びたいのが本音でしたが、やはりここは出来るだけのマナーです。彼らに叫びました。

すみませーん。逃げてマース。ごめんなさーい。

その人達が日本語が通じる相手かどうかもわかりませんが、そんな余裕おいらにはありませんでした。

フッと画面が暗転。

・・・画面の隅にダウンロードの文字。
目の前には何事も無かったと思わせるほどの、晴れ渡ったソロムグ原野の景色。

助かった・・・。

安堵の気持ちになったのもつかの間、出口手前でレベル上げをしていた彼らに迷惑をかけてないか、不安になりました。

すぐ要塞に戻ると、彼らは何事も無かったようにレベル上げを続けていました。どうやら、致命的な迷惑は避けられたようです。

少し前のバージョンアップのMPK対策で、モンスターがその敵対心の対象となるPCが同じエリアから出てしまうと、敵はその場で消えて、元のポップ位置に戻るといった仕様変更が、おいらを助けてくれたようです。

それがなければ大量殺戮犯とおいらはなっていたかもしれません。

やっと本当の安堵がおいらに訪れました。

・・・長々となりましたが、つまり今日の話は『油断大敵』という話。

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2006年6月26日 (月)

思い出話#5追加

思い出話#5水色の真珠を追加しました。

カテゴリー思い出話 または、バックナンバー2002年 でご覧ください

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2006年6月25日 (日)

神の見えざる手

ギルドにて、ある素材を最安値に近い値段で買い占めることが出来ました。これを元にとある商品を量産しようと、その商品の現在の相場をチェックすると、昨日までの価格より1000~2000ギルほど落ちています。

実は前の日にも同じく素材を安く入手出来たので、おいらはこの商品を出品していました。値段はおいらの思った値段でほぼ安定して、この日はいい商売が出来ました。独占とまではは行きませんが、かなり履歴に名前を残すことが出来ました。

この商品、おとといには1000ギルほど高値で安定していました。
しかし、その値段をキープしながら、おいらの大量の商品在庫を売り捌くことは困難と判断して、前日おいらは値段を下げて出品したのです。思い切って、攻めに出たのです。

おいらの思惑通り、商品は売れてゆきます。
価格を下げてはいますが、利益は確保しているので損はありません。利益の大きさより売れ行きのスピードを重視したのです。つまり薄利多売です。

しかし、ずっと自分が独占できるほど甘くはありません。
商売の世界にもライバルはいます。彼らは当然黙ってそれを見逃してはくれません。そして今日、商品の値下げに踏み切られたようです。今度はおいらが守りの立場になりました。

この様な供給側の競争があるから、商品の価格が下がっていくわけですが、それにも限界があります。

おいらは、ライバル達の材料入手経路を推測して割り出した原価から、ライバル達がどのくらいの利益を出せているのか予想してみました。

FFXIの合成システムは、PCが作り出すために必要な合成スキル値に達していても、必ず失敗のリスクがあります。ヴァナ・ディールでは合成の失敗の結果として、クリスタルが割れてしまう様子から、これを”割れ”と呼んでいます。どんな合成にも100パーセント成功というのは無いのです。

商売をするプレイヤーは、すくなからずこの割れを計算に入れて、合成し商売をしているはずです。
それを踏まえて、今現在の相場は、この商品を安定して利益を確保できる限界に近いと予想しました。

たしかに、この限界と予想しているラインを超えたとしても、利益を出す手段はありますが、それには時間と運が絡んできて、とても商売としては成り立たないのではと思います。

よって、これ以上値段を下げて挑んでも、おいらが望む利益は確保できそうにありません。残念ながら、今回のおいらの攻めはここまでです。個人的にはこのあたりの見極めも肝心と思います。

ライバルさん達が、この商品を売り切るタイミングを観察しながら、また出品のチャンスを狙いたいと思います。

それまで、材料となる素材を大事にしまっておく事にしましょう。

モーグリ「ムキーーーーーッ。」
       「ご主人様、またガラクタ買ってきたクポ!!。」
       「もう、そんなもの置いておくスペースないクポ。」
       「いい加減にするクポ。」

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2006年6月23日 (金)

ふたつの、いつか見た風景

サッカー・ワールドカップ2006・ドイツ大会。
今朝、残念ながら日本はブラジルに負け、今回の挑戦が終わりました。
試合後ピッチに倒れた中田(英)選手の涙に思い出すものがありました。

・・・先日、所属しているLSで、昨年後半から最近まで入ってきた新人さん達の歓迎会を兼ねた、LS主催のイベントがありました。

LSというのは、”リンクシェル”という特殊な貝のアイテムから”リンクパール”と呼ばれる真珠を取り出し、それを装備することによって、同じ貝から産まれた真珠を身に着けているもの同士で、会話ができるチャットシステムのことです。

FFXIの場合MMORPGという性格上、プレイヤーは様々な活動を行なっているので、通常ヴァナ・ディールのあちこちに散らばっているのですが、このシステムのおかげで、遠くにいる仲間達とすぐに連絡をとることが出来ます。

イベントは、20前後のレベルのジョブで、アライアンス(FFXIではパーティを最大3つまで同盟を結ぶことができる)を組み、ジャグナー森林を行軍しながら、森林北部にある湖を目指すといったものです。湖では、その後魚釣りを楽しみます。

集合場所はサンドリア王国。集合時間になるとLSのメンバーがポツポツ集まりだしました。早速アライアンスを組み、今回の企画者であるDさんが来た所で、サンドリアを出発しました。

西ロンフォールからラテーヌ高原を抜け、ジャグナー森林を目指します。十数人で駆ける姿はそれだけで圧巻で、ふとどこかで見たことのある景色だと思いました。

2002年のサービスが始まった頃のFFXIのテレビCMです。

テレビCMは、MMORPGと当時ではまだまだ珍しいインターネットを通じて遊ぶこのゲームを強くアピールするためでしょうか、たくさんのPCがフィールドを駆けていくシーンがあり、とてもおいらには印象的なものでした。
それが、おいらたちが駆けている姿と重なったのです。

サービス開始より2週間ほど遅れてFFXIを始めたおいらは、そのCMを見ている頃にはまだ、PS2でプレイする際に必須なBBユニットを手に入れておらず、とても後悔し、直ぐに注文手続きをしたのでした。

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・・・ベスト16に入った前回のワールドカップ2002日韓大会。
最後の対トルコ戦が終わり、それまで冷静だったトルシエ監督が、感極まり思わず流した涙。おいらは、今回の中田選手の涙を見てそれを思い出していました。

次は4年後、2010年南アフリカ大会。今度は涙ではなく、別の事を思い出せる大会になることを願い応援しよう。がんばれニッポン。

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2006年6月21日 (水)

密かな楽しみ

近頃、商品としている消耗品の物価が下がり、合成でヴァナ・ディールでの糧を得るおいらとしては、利潤が少なくどうしたものかと思っていたところ、先日公式アナウンスがありました。以下抜粋。

不正によるRMT行為への対処について(2006/06/12)

2006年5月中旬頃、不正な手段によって大量のギルを獲得しているキャラクターが複数存在することが、弊社開発チームの調査により発覚いたしました。更に追跡調査を行い、不正に獲得したギルを用いた現実世界の金品による売買(RMT)を、すべてのワールドで組織的に行っている集団の存在を突き止めるに至りました。
これらの結果を受けて、5月末日までに一連の不正行為ならびにRMTに関連していた約250のアカウントを強制退会処分とするとともに、所持していた約2,500億以上のギルをすべて回収いたしました。

RMTはゲームに対する意識の差であり、おいらとは極をなす考えの人もいると思いますが、おいらはRMTに関しては全く肯定出来ません。よって、今回の処分もしかるべき処置として支持します。

とまあ単純に計算すると、ひとつのワールドから約80億前後のギルが回収されたようですが、それがやはり少なからず市場に影響を及ぼしていると思うのです。

おいらのように、合成商品で収入を確保している人にとっては、物価の急落はつらいものがあります。

商品は合成で作るものであるために、材料の原価と言うものがあります。
物価が下がると言うことは、当然ながら材料の値段も下がると言うことです。

物価の変動にそって材料の仕入れと合成をしていれば、ほとんど問題なく利益を出せるのですが、おいらはある程度まとまった状態で材料を仕入れるために、少し前に買い蓄えておいた材料の価値が落ち、今商品として出品しても、ほとんど利益を得られない、または赤字といった状態に追い込まれるのです。

リアルで言えば、小豆の先物買いに失敗して、大損こいてる状態です。

RMT処分による運営側のギル回収によって、きついなあと思ったのは、年末年始にあった処分に続いて2回目です。

バブルよ再び~ヽ(;´д`)ノ

とか言っちゃうと、あちこちから怒号と罵声が聞こえてきそうですが、本当にちょっとそんな風に思っちゃうぐらい、つらい時期です。

しかし、これもMMORPGオンラインならではのゲーム性。こんな時こそ我が商店の経営を見直し、建て直しを楽しんで行こうと思います。

で、ちょっとしたおいらのなかでの競売の楽しみなのですが、自分では”パーフェクト”と勝手に呼んでいる状態があります。

Ffxi20060615120553_1

同じ商品の出品履歴を自分の名前で埋めるというものです。10回連続のいわゆる独占です。(SSは倉庫が達成したときのもの)

ただ単に、出品履歴の名前を埋めるだけなら投売りしちゃえばいいのですが、一応それは自分内ルールで禁止して、ちゃんと利益のでる価格構成で出品します。

こうして達成したパーフェクトは密かなおいらの楽しみになっています。
ほら聞こえませんか?。儲けに喜ぶ腹黒いタルの笑い声が・・・。

ククククク。

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言葉の力はギルにも勝る?

FFXIの世界では、”クリスタル合成”と言う生産システムがあります。
モンスターを倒したときに得られるクリスタルをエネルギーとして、材料を掛け合わせアイテムを作るのです。

合成では様々なアイテムを作り出すことが出来るのですが、性能のよい装備や武器などは、合成スキル値が高くないと作成できません。
簡単なレシピから修行をして、合成スキルを上げる必要があります。

おいらは、指輪やイヤリングなどの高価な装飾品を作り出せる、彫金スキルを上げるためにバストゥークの彫金ギルドにやってきました。

おいらの彫金スキルは53(2006年6月現在の最高値は100)なのですが、50を過ぎたあたりから高価な素材をつかうレシピが多く、資金面できつくなってきます。
きつくなる度合いはプレイヤーの感覚なので、何百万ギル何千万ギルかかろうと、全然きつく感じない人もいるのでしょう。ですが、おいらにはちょっと堪える金額です。

できるだけコストの安いレシピを探して、それで修行するのがセオリーなのですが、そういうレシピで出来たアイテムには使い道がなく、ほとんどゴミ状態の物もあります。
コツコツあつめた高価な素材が、一瞬の合成でそのゴミアイテムになり価値を失う。何回やっても熱い液体が頬を濡らします。本来修行とは、真冬の滝に身を打たれるぐらいに厳しいものと、頭では理解していますが、それでもやはりつらいものはつらいものです。
かつて、鮎原こずえが

・・・だけど涙が出ちゃう。女の子なんだもん。

と言いましたが、女の子でなくても泣けてきます。
まあ、つらくなければ修行でもなんでも無いのですが・・・。

しかし、合成修行に励まなければ、スキルはいつまでたっても上がりません。合成、とくに彫金に一番必要なものは、思い切りなのです。

無カッタ。ハジメカラコンナ素材持ッテイナカッタ。
ギルモ無カッタ。ハジメカラ無カッタ。
無カッタ。無カッタ。無カッタ。無カッタ。
ダカラ、イタクモカユクモナイ。ナイッタラナイ。

おいらの合成修行するときのいつもの呪文を心で唱えながら、ギルドのある建物に跳び込みます。

ギルドでは、NPCからサポート(合成スキルが一時的に少し上がる)を受けられるので、合成スキル上げをするプレイヤーが集まります。おいらがギルドに入ると、他に2人が修行をしていて、どちらかのお友達がそれを励ましています。

普段修行をしているとき、大抵は呪文の効力も無く、投資した金額の割にはスキルアップせず、どんよりとした暗く重たい空気に包まれるのが常なので、気持ちに余裕も無く、他の人と話もしないのですが、この日のギルドは会話にあふれていました。

先にいた3人の会話においらも加わり・・・

これのスキルアップってハンパじゃないですよねー。

ギャンブルよりスリルがあるw。

というかギャンブルというかw。

あがりませんよマジw。

なかなかあがりずらいっすよね。

0.1アップ~。

おめでとう~。

いいなあ~。

やっぱ中間(繋ぎのレシピ)入れたほうがいいのかな?。

よくわかんないっす。

おいらは入れてますね。

むーw欲張り計画たてすぎたかも。まじ上がんない。

うひぃ。

・・・とたわいもない会話で楽しく4人でスキル上げ。

明るい雰囲気とは逆に、素材はガンガンロストしたり、完成してもスキルが上がらなかったり、本当なら相当悲惨な状態なのですが、この会話のおかげで、ほとんど気にせず修行が出来ました。

言葉の力はもしかしたら、ギルに勝るのかもしれません。

予想通り、あまりスキルアップはせず、まだまだ彫金の目標スキルまでは遠い道のりです。さあ、また明日から金策です。うひぃ。

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▲バストゥーク彫金ギルドにて

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2006年6月19日 (月)

思い出話#4追加

思い出話#4緑から茶色へを追加しました。

カテゴリー思い出話 または、バックナンバー2002年 でご覧ください

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2006年6月17日 (土)

ヒーローの条件

セルビナの裁縫ギルドに買出しに行こうと思い、チョコボに乗ってバルクルム砂丘を行くと、戦闘不能状態の人が2人。そしてその周りには、今ようやく死闘を制し、難局乗り切った4人の仲間らしき人々。

どうやらレベル上げの途中で、パーティの仲間に残念ながら犠牲が出てしまったようです。

その時のおいらのジョブは、白魔導師。
白魔道士は主に、仲間のHP(ヒットポイント)回復や、状態異常の治療が主な役割とするジョブです。いわゆるヒーラーと呼ばれる立場のやつです。
戦闘不能状態のPCを、蘇生魔法レイズにより、その場で復活させることも出来ます。

バルクルム砂丘は、レベル10~20ぐらいのレベル上げの狩場なのですが、レイズを唱えられる白魔道士のレベルは25なので、高レベル者に対してのレイズを要請する叫び声を、このエリアではよく聞きます。

FFXIでは、戦闘不能になった場合、次のレベルまでの必要経験値の約1/10が失われます。高レベルになればなるほど必要経験値が増えるので、失う経験値も多くなり、どのプレイヤーも出来れば戦闘不能は避けたいと考えます。

このバルクルム砂丘でレベル上げをしているPCには、戦闘不能になったときの経験値のロストもそろそろきつくなるころで、レイズの要請が多くなることも仕方の無いことです。

チョコボに乗ったおいらが、そのパーティの前に立ち止まると、パーティの中のガルカさんが立ち上がり、おいらを見つめます。やはり、レイズを使えるPCなのか確かめているようです。名前や雰囲気から、外人さんが操作しているPCだと思いました。

おいらは、

まあ、通りかかったのも何かの縁だから。

とチョコボを降り、倒れている二人のPCにそれぞれレイズとレイズ2を唱えました。すぐに彼らは復活し、またそれに対しケアル2とケアル3というHPを回復する魔法を唱えました。そして、無事復活できました。

パーティの人達から、感謝の感情表現をいただき、おいらはそれに手を振りすぐその場を去りました。

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セルビナに着き、目的の品物が高騰していたり、品切れだったりで、どうしたものかと思っていると、今度は後ろから視線が・・・。

Ffxi20060617161205b_1

外人さん「お願いだ、待ってくれ。」
      「君の助けが必要だ」
      「俺の友達が戦闘不能になっちまった。頼む。レイズを・・・。」

  
おいらは、断る理由もなかったので了解しました。

セルビナを出て砂丘を行くと、小さなオアシスのような椰子にが密生している所にたどり着きました。よく見ると、一人のミスラさんが倒れています。すぐに駆け寄り、レイズを唱えました。

Ffxi20060617160851

ミスラさんは復活するやいなや、

ミスラ「ありがとおおおおおお」と大感謝。

レイズを求めセルビナまで赴き、おいらに声をかけた彼も、うれしそうです。こういうとき、白魔導師やってて良かったと思う瞬間です。

そして、すぐさまその場を後にしようと思いました。

ウルトラマンしかり、仮面ライダーしかり、ピンチの時にはすぐやってきて、助けたら何も言わずその場から風の如く去っていくのが、ヒーローの条件です。

本当は、前のパーティの人達にレイズをしたときも、そうしたかったのですが、買い物へ行く途中だったので、それが出来ませんでした。
でもまあ、すぐトンネルのような地形に入り、おいらの姿はすぐ彼らからは見えなくなったので、ヒーローの条件は守られた様に思います。

感謝の気持ちにあふれた二人がおいらを見つめています。

ここは軽く、「np」(問題ないよ気にしないで)と打ち、ヒーロー達のようにカッコよく去るのがベスト。サポートジョブに黒魔導師を付けていたので、移動魔法のデジョンで立ち去ろうと思いました。

そして、二人のを背にし、数あるヒーローの道をおいらも踏み出そうとした瞬間!!。

・・・おいらはやっと自分の状況に気付きました。

デジョンにかかるMPコストは100

最初のパーティの戦闘不能者2名にかけたレイズとレイズ2のMPコストは各、150200

同ケアル2とケアル3のMPコストは2446

ミスラさんに唱えたレイズのMPコストは150
さらにケアル3が46

そして、セルビナを目指すために一旦テレポ(移動魔法)を使ったのですが、そのMPコストが75

おいらのこのときのMAXMPは717
この状況を分かりやすく式にまとめると以下の様になります。

717-(150+200+24+46)-(150+46)-75=26

実際には黒魔導師のジョブ特性のコンサーブMP(魔法のMP消費量が少ないときがある)により残りMP57。

Ffxi20060617161103b

そうです。デジョンでカッコよく立ち去るためのMPが無かったのです。

そして、運が悪いことに同じ砂丘でもここは見通しが良く、まったく遮るものがありません。振り返れば、二人がこちらを見つめています。

MPを回復したければ、その場でヒーリング体勢に入ればいいのですが、そんなカッコウ悪いことはヒーローの条件にはありません。

ウルトラマンが、飛び去るとき助走はしません。
仮面ライダーが、立ち去るときバイクに給油することは許されないのです。

なぜなら、彼らはヒーローだから。

もう、もどれない・・・。

しかたなく、駆け出しました。
トコトコ走ってまた振り返ると、やはり二人はこちらを見つめています。

とてもとても恥ずかしく、内心・・・

どっか早く行ってくれないかな。

とか思っちゃいました。

ようやく適当な岩陰をに隠れてMP回復のためのヒーリング体勢。
リアルで言ったら野山で用を足すような感じでしょうか・・・。情けない限りです。

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▲見つかっちゃいましたけど。

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2006年6月15日 (木)

フレンドリスト

4年もヴァナ・ディールに滞在していると、さすがに知り合いが増えます。

FFXIというか、POL(PlayOnline プレイオンライン)の機能に、フレンドリストというゲーム等を通じて知り合った友達を、相互に登録できるシステムがあります。FFXI等のPOLのサービスを利用しているときには、相互にアクセスしていること知らせる事が出来るのです。

Ffxi20060615181708

アクセスしていれば、リストの名前の表示が白い文字となりオンラインフレンドになります。アクセスしていないときは、グレーの文字となり、POLに繋がっていない事を知らせます。

おいらも、知り合った方をたくさんフレンドリストに登録させていただきました。

フレンドリストに登録された方をFFXIやPOLの世界では、通称”フレ”と呼びます。
フレの中には、後にオフ会なるもので現実に会えた人もいます。使っているキャラクターとのギャップや、やはりチャットだけでは分からないリアルな性格も知れて楽しいものです。

逆にフレンドリストの名前がいつしかアクティブにならず、ヴァナ・ディールを去った方々もいます。
フレンドリストの都合なのでしょうが、去ってしまったフレの名前は、自ら消去作業をしない限りいつまでも登録され続け、グレー文字のままリストに残ります。

FFXIをプレイし始めたときのおいらは、全てが新しい出会いばかりで、フレ登録には積極的でした。
でもヴァナ・ディールに慣れ始め、ある程度の友達関係が形成されたり、ソロでの活動が増えた事などが理由で、最近ではフレ登録はほとんどしていません。

誰でも、遅かれ早かれいつかはヴァナ・ディールを去る日が来ます。
だから、新規に登録のないおいらのフレンドリストは、今では半分がFFXIを去った人の卒業名簿になってしまいました。

おいらは、その人達の名前をそのままにしてあります。
フレ登録するとき、そこには小さいながらもドラマがあります。おいらには、フレンドリストの中の名前は、たとえアクティブにならなくても、みな大事な思い出なのです。

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---3、4日前の事です。

おいらはリアルの都合で忙しく、FFXIはアイテムを合成し、それを競売に出品するだけの活動になっていました。

夜も更け始め、ジュノの競売に合成商品を出品して、そろそろ落ちようと思っていた時、tellが入りました。このtellというのは、FFXIの世界で個人から個人へメッセージを送るチャットシステムの事です。

R>>[誰ですか?]

おいらは普段、合成商品の材料の仕入れや出品の都合で、フットワークの軽い白魔導師/黒魔導師という組み合わせで活動していることが多く、よく同レベル帯の外人さんからレベル上げパーティへの誘いを受けます。
文面が定型文書と呼ばれる、翻訳されたメッセージだったので、今回も、そんな誘いかな~? と、考えていました。

誰ですか? ってパーティ誘うには面白い聞き方だな。

そんな風に思っていると、また違う人からtellメッセージが飛んできました。

F>>お久しぶり~。

おいらは、深くだらけてもたれかかっていた椅子から、すごい勢いで身を乗り出しモニター画面を覗き込みました。

RとF見たこともない名前だけど、似た名前を知っていました。そしてその組み合わせには覚えがありました。

間違いない。RさんとFさんだ。

二人はご家族で、2年前にヴァナ・ディールを去ったおいらのフレです。当時おいらはこの二人にとてもとてもお世話になりました。

Rさんは、プレイを始めた早い時期に知り合い、同じ白魔導師をメインジョブにしていた事もあって、いろいろな場面で関わっていました。白魔導師の苦楽を共にした感もあります。
前衛ジョブのFさんは、一人ではなにも出来ない白魔導師のおいらを、幾度となく助けてくれました。

二人とは同じLSではなかったけれど、フレという繋がりでたくさんの場面で助けてもらい、いつかおいらも恩返しをする日が来ればいいなと思っていました。

2年前、そんな二人が突然の引退宣言。
ショックでした。

ル・ルデの庭でRさんにFFXIを辞める事を告げられ、Rさんの愛用の品々を預かり、Fさんには会うこともなくFさんへの別れの言葉をRさんに託し、モグハウスに消えていくRさんを見送ったおいら。

二人との思い出は間違いなく、このブログを立ち上げることになった事の一つの要因です。今、おいらが不定期に綴っている思い出話にも、いつか登場させるつもりの大事なフレだったのです。

あれから2年。

二人が今またこのヴァナ・ディールにいます。聞けば、アルザビにいるとか。

おいら「すぐもどる。」

とtellメッセージを打ち、どんな戦闘よりもすばやく黒魔法デジョンのコマンドを入れ、アルザビへ飛びました。

現実世界の日本時間の日付も変わり、時間帯もピークを過ぎたとはいえ、アルザビはまだまだにぎやかな様子。
新しく開通した光回線も、新調したマシンも、おいらの気持ちとは裏腹にキャラクターを早く表示しません。徐々に、表示されていくNPCやPC。まだ二人の姿は見えません。

早く、早く表示しろ~

と強く思ったその時。

RはMomijiをつんつんつついた。

と感情表示。

振り向くと、懐かしい顔が二つ。
間違いなく二人です。
ちょっと熱いものが込み上げてきました。

二人は、不定期に行なわれる 冒険者ウェルカムバック キャンペーン で復活したのでしょうか。名前は変わったけど、キャラクターそのものは前と同じ種族やレベルです。

チャットで再会の喜びを交わしていると、画面右上に新規メッセージを知らせるアイコン表示。

R:友達になろうよ!

フレンドリスト登録用のメッセージです。
どうやら、前の二人のフレンドリストの記録は消えてしまっていたようで、新たにフレンドリストを作り始めたようです。

この夜、おいらのフレンドリストにも、久々に新しい名前が登録されました。

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2006年6月 9日 (金)

思い出話#3追加

思い出話#3初めてのparty を追加しました。

カテゴリー思い出話 または、バックナンバー2002年 でご覧ください。

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2006年6月 8日 (木)

NOTEBOOK様

書くネタが無いわけじゃない。書く時間が無いのです。

リアルの仕事の事情でなのですが、月初旬は忙しい日々が続くのです。
FFXIもプレイはするのですが、すぐにログアウト体制です。

それなら無理に書かなくても良いかとも思うのだけど、最近グーグルに”FFXI 今更日記”と検索をかけると上位に来るものだから、毎日更新するのは大事なんだなあ ・・・と感じ、やっぱり短くてもいいからなにか書いておこうと思います。

文頭にも書きましたがネタはあります。外出し歩いているときなどは、

あんな事もあった。こんな事もあった

とか思い出し、その出来事を頭の中で文章にしてみたりしています。
そして、どんどん書きたい事が溜まっていきます。

あんまり書きたいエピソードがたくさん出てくるものだから、多すぎて忘れてしまいそうです。
そこで今日は、外出ついでに文房具屋さんに行き、ネタをメモするノートを買ってきました。外出先や、手元に置いておき、思いついたときネタを簡単にメモしておこうという魂胆です。

さて、いつもそうですが、新しいノートに何か書こうとするとき、少しだけ不思議な緊張があります。それは、「このノートを有効に使いたい。使い切りたい。」という自分の中の決意みたいなモノでしょうか・・・。そんな決意をしてもおいらの場合、すぐ無駄な決意になってしまうのですが・・・。

丁寧に書き始めても、時間が経つと、落書きとか変なメモで埋め尽くされ、自分自身でも読めないような判別不能な文字が並らび、無駄なスペースを残したまま、結局最後のページまで辿り着かない。
これがおいらの小学生の頃からのノートの使い方なのです。ノート様には気の毒な使い方です。

・・・とりあえず今日はネタメモは書かず、ノートの表紙に”FFXI今更日記メモ060608”と書きました。明日からはたくさんのネタで埋まっていくことでしょう。

どこかで、声が聞こえます

「ご主人様、またガラクタ買って来たクポ。」

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2006年6月 7日 (水)

チョコボへまっしぐら?

FFXIは同じワールド(サーバー)に世界中の人が同時に接続してプレイするゲームです。外人の方もたくさんプレイしています。
文化や言語の違いはもちろん、ゲームの遊び方もずいぶん違い、個性的だなと思うところも多々あります。

アルザビの競売手数料が高くなったので、せこくジュノまで行き合成商品を出品しようと町に入ったときに、外人さんに声をかけられました。

Ffxi20060606101645_2 

Ffxi20060606101750

外人さん「ねえ君、1回の戦闘でいいんだ。パワーレベリングで手伝ってくれないかな?」

パワーレベリングとは、パーティを組まず、高レベルのプレイヤーが、戦闘を行なっているプレイヤーに、回復魔法などで戦闘の補助をする事です。

FFXIの戦闘は、敵を占有し倒した者のみに経験値が得られる仕組みです。

経験値は、パーティの中で一番レベルが高いプレイヤーを元に算出されるので、あまりにレベルが高いプレイヤーとパーティを組むと、戦闘は楽に進みますが、ほとんど経験値が得られません。

逆に、ソロや同じレベルでパーティを組んで、レベル差のある相手を倒せば、高い経験値が得られますが、強い相手だとなかなか倒すことが困難になりリスクが伴います。

そこで、パワーレベリングで安全に高い経験値を獲得するのです。

パワーレベリングは、戦っているプレイヤーの実力で経験値を得るのではないので、賛否の意見がありますが今回はそれには触れません。

おいら「ごめん、今さ~おいらも忙しいのよ。」

外人さん「そんなこと言わないでさ、次のレベルまであと1ポイントなんだよ。な、な、たのむよ。」

おいら「でも、ごめん。」

外人さん「・・・わかった。悪かったね。」

外人さんの良い所は、断ればさっさと引くところです。わずらわしさはありません。

でも、なんか相当レベルアップしたそうだなあと気になって、失礼して外人さんを見つめてみました。

レベル19か・・・。なるほどレベル20にしたいんだな。

レベル20になると、チョコボという巨大な黄色い鳥に移動手段として乗れる資格を得るクエストが受けられます。
ここは、ジュノの上層。まさにそのクエストが発生する場所です。

ああ、そうかチョコボのためにがんばってるのか。

と彼から視線をはずそうとその瞬間、おいらはハッとしました。

Ffxi20060606101645b_1

サポートジョブがレベル1・・・。

きっと彼は、チョコボにあこがれ、それを目標にまっすぐにここまで来たのだ。サポートジョブの便利さにも目もくれず、あの黄色い鳥に乗るためにいくつもの試練を潜り抜け、そして今上層に辿り着いたのだ。
・・・と、勝手に想像しました。

たまたま、レベル1のジョブをサポートジョブに設定していたのかもしれません。もちろん、チョコボが目的でレベル20にしたいとも限りません。どちらかといえば、おいらの思ってることはハズレているでしょう。

だけど、ちょっとそんな想像をすると、少しだけ ククク という込み上げた笑いがあり、微笑ましく感じたのです。

彼はまた、他に手伝ってくれる人を探すのか、それとも自分の力だけでレベルアップしようと決断したのか、そのままバタリア丘陵に抜ける門の方へ走って行きました。

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2006年6月 6日 (火)

思い出話について

現在進行形の日記と供に、過去の出来事を思い出話にまとめているのですが、出来るだけ起こった出来事順に記事が並ぶよう、カレンダー機能を使い、FFXIを始めた2002年からの記事として発表する事にしました。

それにより、記事自体は過去のものとみなされ、更新しても最新記事にはなりません。

思い出話を追記した場合は、その旨をトップ記事に書き込むと同時に、カテゴリーの更新履歴にてまとめでお知らせして行きたいと思います。

記事はバックナンバーでご覧ください。

管理人@もみじ

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2006年6月 5日 (月)

金庫問題 改め 宅配問題

う~。

おいらはまたも唸っていた。

前の記事を書いてみて、落ち着いて考えみたのですが、金庫の上限があるのもインフレの起こりやすいヴァナ・ディールでは、必要なのかもしれません。
一人のキャラクターがあまりにも持ち物を持ちすぎると、キャラクターの資産が肥大しやすく、経済のあるMMORPGのようなゲームではある程度の制限は必要なのかなとも考えられるからです。

モーグリ「じゃあ、もう何も問題ないクポ!。」

おいら「う~。いや、宅配がな・・・。」

FFXIには別のキャラクターにアイテムを送るとき、システム側に一旦預け送ってもらう宅配というものがあります。

前記事にも記した様に1キャラクターの持ち物の保持数がとても足りないので、倉庫キャラと呼ばれる、アイテムを保管するのを目的としたキャラクターを、メインキャラクターとは別に多くのユーザーが作成しています。

ジョブチェンジなどで新たな装備やアイテムが必要な場合は、この倉庫キャラから宅配でメインキャラクターに送る事になります。

これがまたメンドクサイ作業で、”物を送るためだけ”に思ったより長い時間がかかってしまいます。原因はハッキリしています。その宅配で送れるアイテムが最大8スロット分しか送れないのです。

Ffxi20060606092110b

大事な戦いの準備をする場合、大抵は8スロット分のアイテムでは足りず、ユーザーは倉庫キャラとメインキャラとの間で、ログインとログアウトを繰り返すことになり時間がかかってしまうのです。

アイテムの保持数よりこちらのほうが”FFXI最大の欠点”と改めます。これさえ解決出来れば、きっと快適にプレイが出来るようになるでしょう。

おいら「そうだ。宅配は思い切って16個、いや32個送れるシステムにしちゃえばいいんだよ!!。」

モーグリ「でもご主人様、もし宅配の送れる数が増えると、モグたちの仕事が増えて嫌クポ。」

おいら「うるさい。それがお前達の仕事。文句言ってるとまたモーブリって呼ぶぞ!!。」

モーグリ「・・・ていうか、PS2の画面じゃもう宅配欄大きくして開くスペースが無いクポ。32個なんて無理クポ。」

おいら「ぴ、ぴーえす・・・ナンダッテー!?。」

FFXI最大の欠点は多くの情報量を表示が必要なのに、今となっては画面解像度に乏しいPS2で出てしまった事にあるのかもしれません。
だけど、PS2なくしてFFXIが無かったのも事実。FFXIはマルチプラットホームで展開しているゲームですが、最初はPS2から始まったのです。数々のFFXI伝説はPS2抜きには語れないのです。

おいら「ええい、PS2など切り捨ててしまえ!!。」

モーグリ「モーグリ知ってるクポ。ご主人様も最初はPS2でヴァナに来たクポ。それから、8つもアイテム送れる宅配に”便利だ~。”って言ってたクポ。」

おいら「・・・う。」

モーグリ「さ、さっさと要らない物処分するクポ!。ガラクタばっかクポ。」

おいら「ガラクタなんかじゃないやい!!。いつか値上がって、競・・・。」

ポカ ・・・またも殴られてしまいました。・・・モーブリに。

FFXIの最大の欠点は、プレイヤーの物欲によるアイテムの保持なのかもしれません。(一部不穏当な表現がある事をお詫びします。)

Ffxi20060606091817

▲PS2と同等での解像度設定(Windows版)

Ffxi20060606092110

▲普段おいらがプレイしている解像度(Windows版)

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2006年6月 4日 (日)

金庫問題

う~。

おいらは、家のモーグリさんを前に唸っていました。
この、唸り声はほぼ毎日出てしまいます。
モーグリさんに直接不満があるわけではないのですが、彼の管理しているおいらの部屋の”ある事”に唸っているのです。

Ffxi20060604121343

FFXIは楽しいゲームです。おいらにとって今までやってきたどのゲームよりもプレイしているゲームです。大好きなゲームです。
しかしながら、「欠点を挙げろ」と言われたら真っ先に、

アイテムの保持数が少ない。

おいらの昔のFF(オフラインの通常のシリーズ)に対する印象はは1種類のアイテムが99個づつ持てて、

おー、ドラクエよりずいぶん持てるんだなあ~。

と、アイテムの個数なんか気にしなくても良いというものでした。

たしかに、FFXIは一つのアイテムを99個以上持つことも可能で、自由度が高いのですが、合成スキルをはじめとする生産スキルや、豊富な種類のジョブがあるにもかかわらず、それに対する持ち物の上限があまりにも低い。そもそも、倉庫キャラが必要とはなんたるバランスか!。
この金庫問題さえ解決できれば、FFXIの他の部分でのやりにくさも解消されるところが多いとすら思っています。

おいらは、このアイテムによる金庫圧迫に唸っていたのです。
ヽ(`Д´)ノ

Ffxi20060604121343b

おいら「う~。」

モーグリ「でも、ご主人様。そんな事言う前に、そのロッカーの白い繭玉なんとかしちゃった方が良いクポ。邪魔クポ。」

おいら「む・・・。でもこれは・・・。」

モーグリ「スタック(アイテムを重ねまとめる事)出来ないし、もう1カ月以上放置してあるクポ。使わないなら捨てちゃうクポ。」

おいら「ば、ばか、よせ。そいつはワモーラの繭と言って、出回り始めた頃は100万ギルまで値が付いた品物だぞ。今だって、2~3万するんだぞ。」

モーグリ「そうだ!!もう糸にしちゃうクポ。そしたらスタック出来るクポ。」

おいら「おいおい、簡単に糸にしろって言うけどなあ、合成に失敗したらこの2~3万の繭が無くなっちゃうかもしれないんだぞ!!。」

モーグリ「・・・モーグリ知ってるクポ。ご主人様の繭はギルドで並んで買った繭クポ。だから700ギルとちょっとの値段クポ。全部で19個だから本当の値段は1万5000ギルぐらいクポ。」

おいら「で、でも・・・、競売で転・・・。」

ポカ ・・・モグに殴られマシタ。

こんなやりとりがあって、おいらは19個の繭を持たされ、ウィンダスの裁縫ギルドにしぶしぶやって来ました。

おいらの裁縫スキルは現在83。
職人装備のエプロンとメガネを装備して、上級サポートを付けても、安全にワモーラの繭を糸に紡ぐまでのスキルには少しだけ届きません。

うー繭を裁縫スキル上げに使うことになろうとは・・・。

とほほな気分で、金庫問題を恨みつつ合成開始。
パリーンという乾いた音が裁縫ギルド内に響き、その後においらの「ぎゃああああああ。」という悲鳴。

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▲なんとか、スキルアップしただけマシですが・・・。

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2006年6月 2日 (金)

光曜日と闇曜日

5年目に入ったものの、リアルが多少忙しく指定生産品と素材狩りのみの活動。

蜜蝋が大量に欲しかったので、北グスタの山に篭って蜂狩りです。
金曜ロードショーを見ながらの蜂狩り、約2時間半ほどで集まった蜂の巣のかけらは5Dと数個。

早速バスに行って蜜蝋に合成したのですが、曜日が光曜日・・・。

光曜日満月に合成すると、HQが多い。

なんてオカルトな説がたくさんありますが、おいら個人的には光曜日は嫌いです。おいらの場合良く割れてしまうのです。

個人的には、闇曜日がスキルも上がりやすく感じ好きな曜日です。
多くの人は敬遠しますけどねw。

まあ、なんだかんだいっても、スキルが一番確率に影響しているのであって、あとはそれぞれの好みが様々なオカルト説やジンクスにつながってるんだろうと思います。

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▲ウィンダス調理ギルド納品図

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2006年6月 1日 (木)

いつか終わる世界 (このブログの趣旨)

今日、おいらがヴァナに降り立って4年が過ぎ、5年目に入りました。

最近では、次世代のハードやMMOの話も少しずつ出て来て、それに対する楽しみや期待する気持ちがある一方、永遠に感じるこのヴァナ・ディールも、いつまでも続く世界ではないのだと、少しずつ実感させられています。

MMORPGの老舗であるUOなどがまだまだ現役である事や、ヨーロッパではまだFFXIのサービスが始まったばかりで、今年や来年でいきなりサービスが終了するとは考えられないので、まだまだ続くとは思うのですが、それでもいつかは消えてしまう世界であることには変わりありません。

今年になって、おいらに一つの考えが浮かび、それが大きくなってきました。

ヴァナ・ディールを記録しよう。

おいらが、このブログを書き始めた理由は、今や生活の一部になっているヴァナでの体験を、キチンと形として残して置きたいと考えるようになったからです。

この世界で知り合った友人。
去っていった友人。
楽しかった事。
哀しかった事。
辛かった事。
怒った事。
泣いた事。
小さな出来事から大きな出来事。
良い事。
嫌な事。

様々だけど、それがなにもかもいつか消えてしまうと考えると、あまりにも切なかったのです。

だから、このヴァナ・ディールという世界を、今更ながら、おいらの体験記として残そうと思います。

おいらと共に2002年にヴァナに降り立ち、今でも冒険を続けている人や、ここを訪れてくれた皆さんには楽しんでもらい、残念ながらヴァナを去ったフレには、いつかこのサイトを偶然見つけてくれる事を願い、ほんの少しでもおいらと過ごした日々を思い出してくれるような、そんなサイトにして行きたいと思います。

2006年6月1日 Siren @ Momiji (サンドリア所属 タルタル♂ もみじ)

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