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2002年6月 4日 (火)

思い出話#4緑から茶色へ

FFXIにログインしてから4日目です。
まだまだ分からないことだらけのヴァナ・ディール。

サービスが始まったこの頃はメンテナンスが多く、とある情報を調べてみると、2002年の6月3日は24時間メンテナンスがあったみたいです。
たしかに当初は、いきなり緊急メンテナンスが入り、プレイを数時間中断するなんてのは当たり前の感さえありました。
今年の(2006年)4月にアトルガンの秘宝が拡張された時に、なかなか手続きが完了しなかったり、短いスパンでのメンテナンスが多かったりしたときに、その初期の頃のヴァナ・ディールを思い出した人も多かったのではないでしょうか。

ということで、プレイ日数的には3日目ですが、日付は6月4日の事。

まだ、レベルの幼い白魔導師のおいらは、目的も無くサンドリアの街をぶらついておりました。街は、まだまだ新米冒険者が多く、今のアルザビやジュノの様に人であふれていました。
どこからともなく、おいらの体が光のシールドの様な物に包まれ、物理防御力が上がります。
白魔法プロテスです。

近くの白魔導師さんが、道行く人に片っ端からかけています。噂では、これを辻プロテスと呼び、かけられた側はプロテスの効果があり、かけた側も強化魔法のスキルアップが期待でき、お互いにメリットがある助け合いのようです。

FFXIは”絆 ”なるものをテーマにしているらしいのですが、こういう繋がりも絆なんだろうなあと、関心していました。

同じ白魔導師ですが、まだおいらはその魔法を覚えていませんでした。いつかは、おいらも辻プロテスをかけて冒険者の役に立ちたいなあと憧れたものです。

町をぶらついて思うのは、物価の高い事。

おいらは、タルタルという種族なのですが、その初期装備が緑色を基調とする服で、その色がいかにも初心者若葉マークをかもし出しています。
周りを見れば、おいらと同じように始めたばかりの人も多く、恥ずかしい事でもないのですが、そのときのおいらは、

早くなんか別の物装備したいな。

と思っていました。

少し先に始めているPCは、茶色のいかにもRPGに登場してきそうな装備を身につけていて、それだけで強そうな風格が漂っていたのです。当時のおいらには、とてもカッコよく見えました。

南サンドリアにある道具屋にて、レベルの低い白魔導師が装備できる衣装を見つけました。茶色を貴重とした布製の洋服。ローブです。

Ffxi20060619145018c

道具屋の店員のお姉さんに値段を聞くと、350ギルと言います。
(※今調べると240ギル前後で販売しているようですが、おいらの記憶では350ギルぐらいで売ってた記憶があります。後に修正が入ったのか、それともおいらの記憶違いかは分かりません。)

FFXIで、ヴァナ・ディールに初めて降り立ったときのPCの所持金は0ギル。無一文からのスタートです。
この時のおいらの所持金は大体400ギル前後だったと思います。
なんとかやさしいクエストを数回こなし、ちまちま稼いだお金です。

ローブ欲しい・・・。

しかし、買えば今まで貯めたギルの大半が吹っ飛びます。
プレイを始めて延べ3日で400ギル。一日の平均の稼ぎは約133ギルです。陳列された他の品物を見れば、1000ギルどころか、1万ギルを越すものさえあります。

1万ギルのものを今のペースで貯金していった場合、約75日かかります。人の噂が消えるぐらい長い時間が必要です。

今、ガマンして後の大きい買い物のために貯えるか・・・。
それとも、レベルが上がるころには自然にギルを手にしていることを期待し、この誘惑に身を任すのか・・・。

黒の悪魔の格好をしたおいらの化身が、耳元で囁きます。

買っちまえよ。欲しいんだろ。買えば表を堂々と見せびらかして歩けるぜ。

白い天使の格好をしたおいらの化身が、耳元で囁きます。

だめだよ。今無駄遣いしたら、後で何か必要なときに困っちゃうよ。

そんな、三者会談した小一時間の末・・・。

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・・・おいらは茶色い服を身にまとっていました。

ローブ Lv1装備 モ白黒赤シ暗吟狩 防御3

Ffxi20060619145018b

素敵です。元のタルタルカフタンという服より、防御が1も高いです。
とても強くなったような気がしました。これで、正真正銘の冒険者です。ひ弱なおいらとは今日でサヨナラ。堂々と表も歩けます。

・・・自分のとった行動ではあるのですが、なぜあの時こんな格好をしていたのか未だに謎です。
茶色いローブに緑色のパンツ。なんとセンスの無かろう組み合わせ。ピーコやドン小西にダメだしされても仕方の無い、いや当然の姿です。

そんな事にも気付かない魔法があるのが、ヴァナ・ディール。
当時のおいらは無駄遣いにも気付かずに、喜び勇んでロンフォールの森へ繰り出して行ったのでした。

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