思い出話#2 初めてのフレ
2002年6月2日の事
二日目を迎えた、おいらのFFライフ。
白魔道士としていくらかの経験値を稼いでいたのかも知れないけれど、まだレベル2か3になったばかり。
どちらかというと、レベル上げよりもまだ、広大なサンドリアの街を歩く事だけで精一杯な感じだったと思います。
当時のオイラにはまだまだサンドリアの構造が把握できなくて、迷ってばかりでした。
魔法はどこで売ってるのかいな?
RPGなら町のどこかで魔法を売っているはずです。迷いに迷ったあげく、やっとこさMAPに魔法のお店のマークを発見しました。
サンドリア港の東側、モグハウスから右に曲がっていく階段の途中です。
ルジヌの魔法屋。
扉を開けて、中に入ると二人のNPC魔法を売っているようです。
他に人はいないのか?
あたりを見渡すと、おいらと同じ種族のタルタルの女の子がいます。
ところで、町を歩く時にいろいろな種族のプレイヤーを見ます。
大きく力強そうでありながら、優しそうな感じのガルカ族。
リアル人間と同じ姿のヒュム族。
猫耳でやたらと顔の小さいミスラ族。
ファンタジーでは定番のエルフの様な姿で背の高いエルヴァーン族。
そして、我らがタルタル族。
タルタル族は、他のファンタジーで言えば、小人の姿をしたホビット族とかになるのでしょうか。
魔法の能力に長けた種族です。
当たり前ですが、FFXIはオンラインゲームです。NPC以外のキャラクターは、画面の向こうで誰かが操作しています。
このころは、まだ北米でのサービスが始まっていない時なので、PCはほとんど日本人ということになります。
なにか話しかければ、なにか答えてくれるかもしれない。
こんな、初々しい気持ちでどきどきして期待しながら、
でもなんか失礼あったらやだなあ とか
チャット打つの遅いしなあ とか
いらぬ心配と緊張でなかなか話しかけられない、当時のおいら。
でもタルタル族には、ちょっと声をかけやすかったのです。なぜなら・・・
同じタルタルですね~。
と、共通の話題を出せたからです。
ですから、最初の頃おいらが声をかけた種族は圧倒的にタルタルが多かったのでした。
その、魔法屋で出会ったタルタルの女の子にも、声をかけました。
どんな話をしたのかは覚えていないけど、たぶん・・・
魔法って、ここでしか売っていないのかな? とか
高いね~ とか
おいらは白魔導師、君は黒魔導師をやっているのか~ とか
そんな会話だと思います。しばらくして二人とも魔法屋を出ました。(本当に初々しいね)
それから、おいらは港を探検していました。
閉まって、まだ動いていない競売。その横にいるチョコボ。
おおお、チョコボだあ。いつか、こいつに乗れるのかなあ?
HPのクリスタル。とりあえず設定してみよう。
料理屋に行ったら、野兎のグリルがどうのこうの。どうやらクエのようです。
誰もまだ降りてこない飛空艇が、定期的に入出港を繰りかえしています。
フナを持ってきてくれという兄弟らしきNPCが釣果を競っていたり。
そこから東側の対岸を見ると、人影が見えます。
あっちの人は、なにか情報くれるかなあ?。
とそこへ行くと、なにやら見たことのあるタルタルの女の子。
あ、魔法屋で会った人だ~。すげー偶然!!。
いや当時は本当に偶然に思えたのです。
これだけ広いエリアです。(当時の感じ方)
一度会ったプレイヤーとまた再会出来るとは思っていなかったのです。(当時の感じ方)
今思えば、港のみのエリアで、各自一回りするうちにまた会っただけの事ですが。
(-_-)
一度、話したことのある人だったので、ちょっと話しやすかったのでしょう。
おいらは、また話しかけました。
FFXIはプレイヤーの名前は、キャラクターの頭にアルファベットで表示されます。
おいらの場合は もみじ なので Momiji と表示されます。
おいらの様に、ローマ字でしかも簡単な読み方は、あんまり間違えられる事はありませんが、英語表記で表している人などですと、こちらの知識がないばかりに、間違えて読んでしまうことが有ります。
先ほども書いたように、失礼があったらやだなあという緊張感があるので、読み方がはっきりしない場合は、きちんと聞くことにしていました。(まあ、間違えようのない名前だったのですが、万が一を考えて・・・)
*****て読み方でいいのかな?
タルタル女の子は、それで合ってると答えてくれました。
おいらの場合、昔からドラクエやFFなどの名前を付けられるゲームの主人公はみな もみじ でしたが、その人は後で聞いた話だとリアルのニックネームを使ったという事だったと思います。
この広いヴァナ・ディールで2度会うことの奇跡をなんとか出来ないものか?。
あ、そうだ、フレンドリストとかなんとかいう機能があったよなあ。
マニュアルを片手に、フレンドリストの項目を見ながら、
フレンド登録してみない?と聞いてみました。
OKの返事をもらえたので、フレンドリストの項目から、もたつきながらもなんとか相手にメッセージを送ってみました。
当時のフレンド登録の手順は今よりも洗練されていなく、少しわかり難い感じがあったのを覚えています。
向こうからも、フレ登録のメッセを送ってもらって、登録したのかしてないのかよくわからん状態でいろいろしてしばらくすると、フレンドリストの項目に相手の名前が見えます。
どうやら、成功したようです。つまりヴァナ・ディールでのはじめてのフレンドです。
フレンドの名前は・・・。
いや、いくらリアルネームでないにしても、ヴァナ・ディールという世界で活動している人達です。
ここに記したことによって、その人達の活動を妨げることになるかもしれないので、キャラクターの名前は頭文字だけの表記にしましょう。
ということで、タル女C。
おいらにとって、はじめてのフレが出来ました。
後にこのタル女Cとは、ヴァナでいろいろな経験をすることになりますが、それはまた別の話で。
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