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2002年6月 2日 (日)

思い出話#3 はじめてのparty

FFライフ二日目にはもう一つ出来事がありました。

初めてパーティを組んだのです。

場所は西ロンフォールの森の中。レベル2か3ぐらいだったと思います。
おいらは、ふとパーティプレイを試してみたくなりました。
近くを見れば同じぐらいのレベルのMさんがいます。おいらは、声をかけました。

Mさんは快くおいらの申し出を受けてくれました。
話をすると、どうやらおいらと同じ、まだヴァナ・ディールで降り立ったばかりで、Mさんも初パーティだったようです。

お互いパーティの組み方がわからず、二人して向かい合ったまま、しばらくNPCの様なその場に立ち尽くす人々になっていました。おいらもそうでしたが、たぶんMさんも画面の向こうでマニュアルをめくっていたのだと思います。しばらくして、なんとかパーティを組むことが出来ました。おいらは白魔導師。Mさんはたぶん前衛系のジョブだったと思います。

おいらたちは近くの敵に斬りかかります。
最初はミミズかウサギを相手にしていたと思います。
初めてのパーティプレイで無我夢中な操作だったので、詳しい戦闘内容は覚えてませんが、最初の戦闘は勝ちました。

パーティのなにがメリットなのかもよく解かっていなかったのですが、他人と供に戦い勝利した。これだけでなにかとても強くなった様な気がしました。たぶんMさんも同じような気持ちだったのかもしれません。

そこで、おいらたちは、近くの(見た目が)少しだけ強そうなオークに戦いを挑むことにしました。

FFXIでは、戦闘を始める前に相手の強さを調べて、倒せる相手かどうか判断することが出来ます。

ですが、その頃のおいらはまったく相手のつよさを調べていませんでした。というか、つよさを調べるシステム自体知らなかったのだと思います。

相手になったオークはモンクタイプなのでしょうか?。怒りをあらわにしてして、ブンブン大きな両手の拳を振り回します。おいらは直感的に、”強い”と思いました。きっと、ちゃんとつよさを調べていれば、”つよそうだ”と表示されていたに違いありません。こちらのHPゲージの減り具合が、ミミズやウサギとは格段に違います。

でも、こっちも二人です。HPゲージの具合から行くと、勝てるかどうか微妙なラインでしたが、戦闘不能確定ではありませんでした。

白魔導師のおいらも殴りながら、ケアルをMさんに唱えます。

何とか勝てるさ。

そう思った瞬間、

ジュワワワワ

なにか酸で溶かされるような音ともに、Mさんの体に黒い霧のようなエフェクトが走りました。おいらは、何が起こったのかわかりません。

ゴオォォォォォォ!!

また、どこかで魔法詠唱の音が聞こえます。
よく見ると、モンクタイプのオークの肩越しに、魔法を唱える魔導師タイプのオークが、こちらに向けて魔法を唱えているのでした。

敵もパーティ?

いや、俗にリンクと呼ばれる、同種のモンスターが襲われると、その戦いに加わるという、この世界のモンスターに多く見られる現象なのですが、そんな言葉すら知らないヴァナ・ディール新米冒険者の二人。

おいらは完全にパニックに陥りました。

チャットして、作戦を立てるか?
逃げるのか?
Mさんとなんとか、意思の疎通を・・・。

ですがチャットもままらない二人には、相手の攻撃は速すぎました。
魔導師のオークの攻撃魔法においらたちはあっけなく崩れ落ちました。

おいらたちを倒した二匹のオークは、何事も無かったかのごとく去って行きます。

でも、なんとなくおいらには満足感がありました。
つたないパーティプレイだったけど、とても楽しかったのを覚えています。

きっと、Mさんもそうだったのでしょう。

「負けちゃったね。」
「難しいね。」
「また、よろしくです。」
「うんまたね~。」

しばらくその場に倒れこんだまま、そんなやりとりをして各自のホームポイントへ帰還して行きました。

Ffxi20050128002716

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